昨年の春から、南城市とのコラボ事業として発足しましたが
2年目に入り、これが爆発的に拡がっています
なんと前年比8倍のご相談件数です
元々、沖縄県という土地柄は日本一空き室が少ない賃貸優良エリアだったのですが
意外と、戸建ての賃貸がほとんどなく庭付きに住みたい方や小規模事業をお考えの方に
供給できる物件がほとんどないという状態でした。
その理由は、沖縄独自の文化にあります。
沖縄県は長男・本家文化が色濃く残っており、一軒家にはお仏壇がある場合が多いのです
え!空き家なのにお仏壇があるの?
県外の方からは、そういった疑問が来るかと思われますが・・・
沖縄のお仏壇は、跡継ぎの家にあるのではなくその家にくっついているんです。
これが沖縄県で戸建ての賃貸や売買が普及しない一番の理由です
このままでは、少子高齢化の波を受けて集落部の空き家がどんどん増加してしまう
その反面、沖縄らしい生活を満喫したい入居希望者がいっぱい
そこで、南城市と浜カフェで新しい仕組みを作りました
お仏壇のある戸建ての賃貸です
年に2~3回数時間オーナー様に仏間を開放します。
それ以外は、自由に使っていただけます。
貸すためのリノベ費用も当社が負担し、賃貸期間で減価償却します。
これで、オーナー様は負担なしで賃貸化できます
これが、空き家の管理で困っているオーナー様と事務所や教室・デイサービス・民泊などの小規模事業所を求める企業家さんのあいだでマッチングしました。
事業目的なら、その日は休みや営業時間の調整で空けることができます
今後は、商工会とのコラボも企画しながら新規開業を目指す事業者の方への支援も視野に入れていきたいと思います。
ちなみに・・・新聞社の調査によると沖縄の行事はこんな感じです
お正月以外に旧盆とシーミー(清明)というものがあります
このいくつかで、関係者が集まりお仏壇に手を合わせます。
意外なのは、お年寄りも若い世代がこの行事を意識している点です
このお仏壇行事を残していきたいと答えたのは
20代が一番多く約70%のものぼり
高齢化するほど少なくなり、60代だと55%となります。
これは、実際には行事の準備や後片付けをするほうは結構負担になるんだよってことでしょうか
この取り組みが成功すれば、県内の市町村へも拡げていきたいと思っています
南城市で開業をお考えの方
空き家をお持ちのオーナー様はぜひお声がけください(^^♪